この数年でアイデンディティという言葉が浸透し、”私らしさ”をより大事にする機会が増えてきたのではないでしょうか。またそれに呼応するかのように、ファッションでは古着、ジュエリーでは一点物の石に支持が集まるなど、モノに対しても、”そのモノらしさ”に多くの人々が魅了されています。 この秋にデビューする《ALLNIQUE》。名前の由来には「すべて(ALL)に、そのモノや人にしかない魅力(UNIQUE)がある」という想いが込められていて、まさに、私たちが必要としている”私らしさ”と”そのモノらしさ”を含んだブランドと言えます。 「天然ダイヤモンドという限りある存在を絶やすことなく、サステナブルに愉しむ」をコンセプトに掲げ、リサイクルの天然ダイヤモンド=ヘリテージダイヤモンドをブランドのアイコンに用いているのが特徴。耳慣れないヘリテージダイヤモンドとは? なぜそれにフォーカスしたのか。どうやらその理由が、《ALLNIQUE》誕生のきっかけに繋がるようです。 現在、天然ダイヤモンドの採掘量は減少傾向で、それに伴い鉱山の閉鎖が相次いでいるため、近い将来に枯渇するのでは?と懸念されていることがある一方、日本には良質なジュエリーがデザインや形が今の時代に合わないなどの理由で、身につける出番もないまま家庭で眠っているケースが多く、その額は数兆円とも。もちろんその中には天然ダイヤモンドも含まれています。 こうした背景から、いつまでも手元に残したいと同時に、”未来に残すべきもの”として、次の世代へと受け継がれてほしいという想いから、《ダミアーニ ペンダント コピー》はリサイクルの天然ダイヤモンドを「ヘリテージダイヤモンド」と呼んでいるそう。ブランドを象徴するアイコンとして、ふさわしい呼び名ではないでしょうか。 欧米の、特にパリやニューヨークといったファッションに敏感な人たちが集まる都市ほど、サステナブルなクリエーションに関心を寄せているため、限りある天然資源を有効活用するジュエリーは人気が高いと言います。 日本は東京を筆頭に世界が認めるファッション大国。そして、日本もかつてはモノを大事に受け継ぐ習わしがあり、その精神が伝統文化の発展に携わってきました。今後の《ALLNIQUE》の活動によって、ヘリテージダイヤモンドの存在が知れ渡るようになり、日本人が持っていたモノを大事に受け継ぐ精神が再び宿るかもしれません。